Wet spray
湿式吹付
湿式吹付について
ウェットスプレー(湿式吹付)/防火施工について
ウェットスプレー(湿式吹付)方式では断熱材がホースから出る時に水分(水)が加わります。水分は通常、ブローイング用断熱材に含まれるバインダーを溶かします。その結果、吹付けられた断熱材が壁や天井に付着します。
これは防火用プラスターの使用とは異なります。防火用プラスターではセメントまたは石膏がバインダーとして使用されています。場合によっては事前にプライマー層が塗布されます。
水分は、スプレーヘッド/スプレーチューブによって断熱材に供給されます。通常はいくつかのスプレーノズルが使用され、断熱材料をジェット噴射される水で湿らせます。良好な状態では断熱材が均一かつ適切に湿り気を帯び、壁や天井などに要求される厚さまで吹き付けられます。
必要に応じて水に接着剤を加えることができます。これにより結合効果が高まり、より厚い層を実現できます。例えば、頭上に向けてスプレーする際の施工が容易になります。
ピストンポンプまたはメンブレンポンプは、水を運ぶために使用されます。これらは高圧ホースでスプレーヘッド/スプレーチューブに接続されます。
断熱材を吹き付けた後、特殊ブラシ(電動レベラー)で断熱材または防火層の面を平らに整えることができます。乾燥段階終了後、希望のパネルを設置することができます。
屋外または傾斜した建物要素でのオープン構造にもウェットスプレー方式が適用できます。
ウェットスプレーについて、また、ノズル、ポンプ、レベラー(Wall Scrubber)等についてはこちらのPDFをご覧ください。 湿式吹付フライヤーPDF
湿式吹付での注意事項
M99-DSマシンで湿式吹付を行う場合の注意事項とヒント
- ご確認ください 湿式吹付フライヤーPDF
- 建設現場と気象状況によりますが、材料に加える水分量の目安は25~30%です。
- 水分が多すぎても少なすぎても、落下による損失が大きくなります。
- 一般的に、接着剤を追加するとより効果的に機能します。
- M99-DSマシンは濡れた断熱材料を処理できません!濡れている材料をホッパーに投入する事はできませんのでご注意ください!
- 湿式吹付作業を行う前に床を片付け清掃してください。床をシートで覆うのが最善です。
- 吹付後に落下した材料はX-FLOC掃除機ドラムセットとM99-DSマシンを使って吸引することができます。フィルタバッグの中に集めた材料(まだ濡れている)はそのまま乾燥させてから再利用できますが、完全に乾燥するまでにはかなり長い時間(数週間)かかります。材料をフィルタバッグから出し広げて乾燥させることもできます。その場合ははるかに早く乾燥させることができますが、乾燥させるための場所(風が無く乾燥している場所)がある場合に限ります。
- 落下材料を、天井裏/屋上のような場所の断熱材として使用することもできます。手で直接フィルタバッグから材料を取り出し天井裏等のオープン構造側に広げますが、適切な建設現場がある場合に限ります。
湿式吹付の画像
湿式吹付の動画
ウェットスプレー 概要
ウェットスプレー
ウェットスプレー セルロース スプレーヘッドM03
湿式吹付に使用される典型的な断熱材/防火材料
- セルロース
- ロックウール
- グラスウール
- ウェットスプレー用に承認されたウッドファイバー
- 防火プラスター(防火層構築のためのバインダーとしてセメントを含むミネラルファイバー/ミネラルウールをベースにした防火プラスター)

カタログ/製品リスト(価格入り)
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