Troubleshooting
トラブルシューティング
マシンオーナー様、マシンユーザー様向けのページです
M99 トラブルシューティング
M99ブローイングマシンのトラブルシューティングです。マシンが正常に動かない場合、以下の項目をご確認ください。
解決しない場合、問題が起きている状態を動画や写真に撮ってinfo@ecotransfer-japan.comにお送りください。現在までの稼働時間をお知らせください。
状況 | 考えられる原因 | 確認事項、対処 |
メインスイッチを入れることができない。 | マシンが作動するために必要な電圧が確保されていない。 電気供給が不安定または不十分。 |
● M99が作動するために必要な電圧、電源が現場で確保されているか、状況を確認してください。 ● M99には230Vの電圧が必要です。 ● 入力電圧が200V付近やそれ以下では低すぎて正常に作動しません。 ● 入力電圧が低すぎるとモーター保護スイッチが入りマシンが作動しません。 ● 変圧器を使う場合: - 変圧器を専用ケーブルで直接コンセントに接続してください。やむを得ず変圧器とコンセントの間に延長ケーブルを使う場合は、必ず適切な太さと断面積のケーブルを使う必要があります。 - 変圧器を介して100Vから230Vに昇圧します。230Vの出力が安定しているか確認して下さい。 ● 電源供給が不十分の場合、独立した電源となる発電機の使用をご検討ください。マシン製造元X-FLOC社では6.0kW発電機をご紹介しています。 |
電源ケーブルの接続不良。 プラグやケーブルの損傷。 |
● 青い主電源ケーブルが確実に接続されているか必ずご確認下さい。 ● 主電源ケーブルのプラグは必ずしっかりとマシン側コンセントに差し込みクリップで固定してください。接続が不完全だと発熱する事があり大変危険です。 ● プラグとケーブルが良好な状態である事、損傷のない事を常にご確認ください。 |
|
メインスイッチは入れられるが、マシンがスタンバイ状態にならない。 緑のコントロールランプが点かない。 |
スイッチパネルの中にあるマイクロヒューズF1の故障。 | リモコン類をマシンから切り離します。故障したマイクロヒューズを交換してください。再びマシンの電源を入れ、リモコン類を再びマシンに接続します。 |
ブロワーは動くがアジテータ、エアロックが回転しない。 赤の警告ランプ(アジテータとエアロック)が点く。 |
周囲の気温が低いために、マシンのパフォーマンスに悪影響を与えている。 | ● マシンを材料無しで約十分間暖機運転してください。 ● 必要に応じてエアロックのゴムパッド6枚にシリコンスプレーを使ってください。ユーザーマニュアル6.1.6参照。 ● 現場毎、または、約30時間の使用ごとにエアロックのゴムパッド6枚にシリコンスプレーをして下さい。 ● ゴムパッド6枚を交換した場合は6枚すべてにシリコンスプレーをしてください。 |
異物や不良な断熱材がアジテータまたはエアロックに負担をかけている。 | ● マシンを電源から完全に切り離し、ホッパーの中に断熱材料が入っていれば取り出します。ホッパーの中を点検してください。異物や断熱材のかたまり等があれば取り除きます。異物があるとアジテータとエアロックが回転できません。 ● ホッパーとホースを取り外し、材料スケールを全開してエアロック内部を注意深く点検します。エアロックの内壁と6枚の羽根(各羽根にゴムパッドが付いています)の間に異物や断熱材のかたまり等が無いか点検し、あれば取り除きます。 ● 必要に応じてきれいにしてください。 ● ここまで行い、異物が取り除けた、または、特に問題が無かった場合、以下をご確認ください。 1. ホッパーとホースを取り付けます。マシンを電源に接続し電源を入れます。 2. この時点で緑ランプが点きますか、赤ランプが点きますか。 3. ブロワーは0~100%まで問題なく動きますか。 4. 材料ボタンを押した時にエアロックは動きますか、動きませんか。ここで赤ランプが点きますか。 |
|
出力パワーが弱い。 圧力測定の数値が最低値を下回る。 |
エアロックのゴムパッドが磨耗または破損している。または取付位置が正しくない。 | エアロックのゴムパッドの状態と取付位置を確認してください。必要に応じて、交換、または、正しい位置に取り付けてください。ユーザーマニュアル6.1.6参照。 |
フェルトリングの磨耗。 | フェルトリングの状態を確認し、必要に応じて交換してください。ユーザーマニュアル6.1.5参照。 | |
内部ホースの破損や接続の問題。 | 内部ホースを点検し、詰まりがあれば取り除いてください。クリップのネジを締め直してください。ユーザーマニュアル6.1.9参照。 | |
空気フィルタが詰まっていてマシンが十分な量の空気を吸入できない。 | ● マシンが正常に作動するためには新鮮で十分な空気が必要です。 ● 空気フィルタが詰まると、マシンが十分な量の空気を吸入できず、正常に作動せずに過熱しパワーが弱くなります。 ● 作業日ごとに1日最低1回は空気フィルタをきれいにして下さい。 ● 必要に応じて交換してください。 |
|
材料スケールの位置決めができない。 材料スケールの動きが重い。 |
材料スケールが何かにブロックされている。 | 材料スケールに断熱材が付着したり挟まっていないか確認し、必要に応じて取り除いてください。ユーザーマニュアル6.1.11 参照。 |
材料の逆流にもかかわらず、過圧の通知がない。 (追加スイッチパネル/圧力設定ユニットがある場合) |
設定された閾値(限界値)が高すぎる。 | 閾値(限界値)を訂正してください。 |
圧力シグナルユニットの圧力ホースが詰まっている。 | ● 圧力シグナルユニットの圧力ホースを点検してください。 ● 必要に応じてきれいにし、圧力ホースの中に風を通して異物等を吹き出してください。ユーザーマニュアル6.1.8 参照。 |
FFB500(ハンドセットとレシーバー) トラブルシューティング
リモコンFFB500のトラブルシューティングです。正常に作動しない場合、以下の項目をご確認ください。
問題が解決しない場合、info@ecotransfer-japan.comにご連絡ください。
状況 | 考えられる原因 | 確認事項、対処 |
ハンドセットの電池LED(赤)が3回点滅しシグナル音が3回鳴る。 | ハンドセットとレシーバーの間で無線接続が成立していない。 無線接続が妨害されている。 無線接続が切断された。 |
● ハンドセットをレシーバーに登録してください。FFB500マニュアルの5.8章を参照してください。 ● 遮蔽物を排除して無線接続を確立してください。FFB500マニュアルの4.2.1章、5.11章を参照してください。 ● 無線チャネルを変更してください。 ● ハンドセットとレシーバーの間に2m以上の距離を取ってください。距離が2m未満になると無線接続に障害が起きリモコン制御ができなくなります。 ● FFB500マニュアルの5.11章「ヒント」を参照してください。 |
ハンドセットの電池LED(赤)が点滅する。 |
電池の残量が約20%になった。 | 新しい電池と交換してください。 |
ハンドセットをオンにする事ができない。 | 電池が空になっている。 | 新しい電池と交換してください。 |
ハンドセットが急に使えなくなった。 | ハンドセットがキーロックの状態になっている。 | キーロックは不適切な操作に対する保護措置です。キーロックになったハンドセットではすべてのボタンが機能しません。FFB500マニュアルの5.3章を参照してください。 キーロックの解除:OFFボタン以外のどれかのボタン(空気または材料ボタン)を2回続けて押します(ダブルクリック)。キーロックの解除を知らせるシグナル音が2回鳴ります。 キーロックにする: OFFボタンを5~6秒押し続けるとキーロックの状態になり、ハンドセットのすべてのボタンがロックされて使えなくなります。キーロックになった事を知らせるシグナル音が2回なります。赤い電池LEDが2回点滅し、その後は4回の点滅を繰り返します。 |
ハンドセットのボタンを押してもマシンが直ちに反応しない。 | マシンがハンドセットの信号を受け取り作動するまでには一定の遅延時間がある。 | ハンドセットの空気または材料ボタンを1回押すと、一定の遅延時間が経過してからマシンが作動します。通常この遅延時間は工場出荷時に2秒に設定されています。ボタンを1回押したら、遅延時間中に何度もボタンを押さない様に注意してください。 |